「 爆風の中の一本 」・・・!
台風18号の余波で時折、爆風に見舞われる中・・・
ゆっくりと筑後川フィールドに佇む・・・!
なかなか厳しいフィールド状況ではあるが・・・
まずは・・・ボイルに撃ち込むと・・・
瀬バスちゃん・・・(汗)
果たして・・・
もう筑後川 清流域の有明鱸は・・・
落ち鮎を待たずに下ってしまったのだろうか・・・?!
夜になると一層、風は吹き荒ぶ状況ではあったが、
ある種の「確信」があった。
主な風は北東から吹き荒び・・・
時折、止み、そしてあらぬ方向から舞う・・・
ラインメンディングも含めて・・・
すべてのコントロールが難しい厳しい状況・・・!
しかし・・・ドラマは待っていた。
「確信」どおり・・・
フローティングミノーに金属的な魚信・・・!!
70半ばと思われた有明鱸は足元まで寄ってきた後に・・・
沖へ鋭く突っ込む・・・
と同時にテンションが抜けた・・・(汗)
ラインブレーク・・・?
フックが延ばされフックアウト・・・!
トリプルフックの一本しか掛っておらず・・・
かつ、貫通していなかったことが原因だと思われる・・・(汗)
最悪のラインブレークではなかったので・・・
気を取り直して・・・
厳しいフィールドに挑む・・・!
昨夜、活躍したシンキングペンシルを取り出し・・・
何度も何度も・・・
ただただ・・・撃ち込む・・・!!
「居る」のはわかっている・・・!
反応してこないだけ・・・?!
否、反応させられないだけ・・・?!
すると・・・爆風の中、ラインが走った・・・!!
前回のフックアウトがあるので、慎重にファイトをおこなう。
77cmの筑後川の有明鱸・・・!
「 確信 」で釣り直しの一本・・・!
小顔で背張りの秋の有明鱸・・・!
胸鰭は黄色い・・・素晴らしき銀鱗・・・!
撮影後、すみやかにリリース・・・!
悠然と筑後川の流れに帰っていってくれた。
画像を見てもらえばわかることだが・・・
自分はフィッシュグリップを長く使用している。
くだらない「ブツ」持ちをほとんどしない自分の場合は・・・
魚体に対してフィッシュグリップを直角に持つことはないので、
下顎をフィッシュグリップが貫通することは・・・
ほとんどない・・・!!
今回の個体も4kgはある個体だが・・・
フィッシュグリップを魚体に対して平行に使用して・・・
リフトしているが、下顎を貫通した形跡などない・・・!
フィッシュグリップは魚体に対して平行に使えば・・・
90オーバーでも貫通することはほとんどない・・・?!
筑後川の有明鱸の90オーバーの場合・・・
他の地区の鱸より重量がある場合が多いので・・・
フィッシュグリップだけで魚体を支えることが難しい場合が多い・・・!
実際・・・今季のメーターオーバーを確保する際に・・・
フィッシュグリップで確保したところ・・・
不意に全身で捻られ・・・フィッシュグリップが破損し修理となった・・・(汗)
90オーバーの場合は、手袋を水で濡らし、フィッシュグリップと手で支えれば・・・
下顎を貫通することなど皆無である・・・!
自分の顔と鱸の頭を、無理やりフレームインさせようとし・・・
手首を捻って、魚体に対して90度以上の鋭角でフィッシュグリップを使用すれば・・・
梃子の原理で一点に過度に力がかかり、下顎を貫通することになる。
バーブレスフックを使うのを推奨しておきながら・・・
フィッシュグリップで下顎を貫通させることを大したことではないという・・
稚拙な論理展開しかできないエグゼクティヴがいたようだが・・・
本末転倒ではないのか・・・?
鱸の下顎に穴が開かない方がいいに決まっている・・・!
下顎だろうが・・・何だろうが・・・
魚体に損壊やダメージを与えないにこしたことはない・・・!
稚拙な結論よりも・・・
よく考えて、言葉を選んでほしいと思うのは、私だけだろうか・・・?
台風の爆風の夜に 「 一夜一本 」 ・・・!
この台風で・・・
筑後川の 「 秋 」 の深まりは加速していくだろう・・・?!
筑後川フィールドへの 「 感謝 」 を込めて
この悠久の流れに「 一礼 」をおこない、
台風の爆風の中・・・
有明鱸を授けてくれた 筑後川 をゆっくりと後にした。
Author:筑紫次郎
北部九州を流れる大河
「 筑 後 川 」
この大堰を構える大きなフィールドに
「天」 「地」 「人」 の姿勢で臨む
「筑後川本流有明鱸疑似餌釣師」
有明鱸(60cm以上のシーバス)を
疑似餌を使って釣る事を通して、
環境やアングラーのフィールドへの
姿勢や責任を考える。
筑後川での有明鱸(シーバス)をメインに 釣行報告を募集いたします。 (行ったけれど、 結果が出なかったもOK!) 筑後川 釣行 掲示板
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