Field Date 14.May.2009
Field Time 22:00 ~ 03:00
Sea Bass Size -
Field Place 筑後大堰下流域 筑後川
Field Information 中潮 ↗ ↘ (三池) 晴
「固有種」に「翻弄」・・・?
ここ数年、毎年、「春」は苦戦している。
今年も例外ではなく、と言うより、特に今年の状況は厳しく、今年の3~5月は思うように「筑後川の有明鱸」をキャッチできていない。
ただ、筑後川フィールドの解明は加速度的に進んできている。
それは昨年まではよくわからずにいたことが、今年では「筑後川の有明鱸」の行動を捕捉でき、飛躍的に理解できるようになっている。
ここ「筑後川」は特殊な要因が多く、一般的なフィールドの「ものさし」など全く通用しないことが理解を深めれば深めるほどわかってきた。
「理解が進めば進むほど、筑後川の謎は深まる・・・」というのが正直な感想なのである。
この筑後川の複雑な状況を雑誌などが掲載するのならば、大まかにとは言え、記事に責任持ち、きちんと「取材」し、もっと「正確」に紹介してほしいものだと期待をこめて言及しておく・・・(笑)。
そして、この「春」もその特殊要因のひとつである「固有種」に翻弄され続けている・・・。
本日は「東洋式疑似餌釣研究所」「Megaceryle lugub」氏と共に時合を見ながら、「有明海固有種」の「エツ」に付いた「筑後川の有明鱸」を求めて、いくつかのポイントの視察やフィールドインを重ねるが、思うようにいかない。
最後に、釣友が先にフィールドインしているポイントで合流する。
ここは「春」には「筑後川の有明鱸」の姿を捕捉できる場所であり、今年も捕捉し、ここ数週間、ウォッチとフィールドインを重ねている。
フィールドは時合的にはこれからというカンジで、次第に「筑後川の有明鱸」の姿が確認できるようになってきた。
しかしながら、ここで特殊要因が全開となる。
ここで「筑後川の有明鱸」が捕食しているのは、「筑後川固有種」の「アリアケヒメシラウオ」なのである。
この「アリアケヒメシラウオ」は一般にはまったく知られていない筑後川の汽水淡水域にのみ生息すると言われる絶滅危惧種。
体長は最大60mmで産卵期が3~5月と言われている生態もよくわかっていない魚なのである。
体長に関しては、実際は30~40mmが多いように思っている。
同じような「有明海固有種」で「アリアケシラウオ」が存在しているが、こちらは日本最大のシラウオであり、季節が違うので、その時期になって記述する機会があればその時に触れたいと思う。
それまでは存在は把握していても実際に見たことはなかったこの「アリアケヒメシラウオ」を筑後川で実際に捕捉したのは今年の3月。
それから、この「アリアケヒメシラウオ」は産卵のために溯上しながら場所を移動している。
それにつれて、それに付いた「筑後川の有明鱸」も移動していた。
体長30~40mmの「筑後川固有種」「アリアケヒメシラウオ」を偏食している「筑後川の有明鱸」は本当に手強い・・・。
ここ数週間、ありとあらゆるルアーを試し通しているが、キャッチには至らないのである。
「筑後川の有明鱸」を捕捉はしていながら、キャッチには至らないこの状況は、本当に悔しくもどかしい・・・!
そして、本日も同じ状況だった・・・。
「Megaceryle lugub」氏と釣友はよっぽど悔しくもどかしかったのか・・・?撃ち続けていたが、撃てば撃つほど「筑後川の有明鱸」が遠くなるカンジ・・・(泣)
おそらく、この状況・・・「時合」をシビアに見極めて、「撃たず」に「待ち」、はじめの5投くらいの間にしかないリアクションで反応してくるバイトで仕留めるというシビアな釣り方しか、キャッチの方法はないのではないか・・・?と思っている・・・???
そんなフィールドの状況分析を行いながら、いずれにしても「今日」「この場所」でのキャッチの可能性は非常に低いことだけは悟り、キャストもそこそこに久しぶりの3人での釣行を楽しんでしまった・・・(汗)
最後に「Megaceryle lugub」氏と2ヶ所の視察と実釣を行い、本日は無念のフィールドアウト。
やはりここ筑後川の「春」は「筑後川固有種」の「アリアケヒメシラウオ」や「有明海固有種」の「エツ」に翻弄されながら、難しい季節なのである。
「天」と「地」という「自然」の間に「人」がいる。
その中で、「天」と「地」に翻弄される「人」がいる訳なのだが、「エツ」の溯上が促進される「大雨」が降るように「天」と「地」に祈るばかり・・・である。
せめてもの慰めは、やっと大堰下で見かけることができるようになったこの「蟹」。
「筑後川の有明鱸」の本格化は近いという希望的観測の前兆もしくは証と信じたい・・・。
ホームページ「陸っぱり疑似漁研究所」改め「陸っぱり疑似餌研究所」「筑後川 鱸(シーバス) 研究」を更新しました。
ホームページ「陸っぱり疑似餌研究所」「筑後川 鱸(シーバス) 研究」は前回の「陸っぱり疑似漁研究所」の内容を踏襲しつつ、より確実にキャッチするための「Detail to catch」などを新たにコンテンツに加え、参照できるリンクをより緻密にしたりしています。
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Author:筑紫次郎
北部九州を流れる大河
「 筑 後 川 」
この大堰を構える大きなフィールドに
「天」 「地」 「人」 の姿勢で臨む
「筑後川本流有明鱸疑似餌釣師」
有明鱸(60cm以上のシーバス)を
疑似餌を使って釣る事を通して、
環境やアングラーのフィールドへの
姿勢や責任を考える。
筑後川での有明鱸(シーバス)をメインに 釣行報告を募集いたします。 (行ったけれど、 結果が出なかったもOK!) 筑後川 釣行 掲示板
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