「 リアクションバイト 」・・・
今年は久留米「梅林寺」の梅の花は3月10日頃に咲き始め・・・
3月20日にはもう満開・・・(笑)
今年は急激に進む春の「季節」・・・
平日であまり時間も取れないので、
素直に小潮での上げを撃ちにいく。
フィールドの雰囲気は上々・・・
けれど、何の反応もない・・・(笑)
しかしながら、ベイトをコロコロと変えながら
季節を刻む「春」にはよくあること・・・(泣)
今期は既にフィールドで「エツ」すらも確認しており、
「稚鮎」「アリアケヒメシラウオ」「川バチ」「白エビ」等々
すべてフィールドで確認している。
実際は他にもあるのかもしれない・・・
この時期の有明鱸の個体は・・・
お腹パンパンでピカピカの個体・・・
アフターで鰭はボロボロのガレた個体・・・
アフターで鰭はボロなんだけどお腹だけパンパンの個体・・・
など様々・・・
どのベイトなのかを特定することは非常に難しく・・・
ただでさえ「日替り」の要素が高いこの筑後川フィールドでは
「春」は余計にフィールドを「読む」のが難しく
「ゲーム」を難解にしていく。
今日もそんなカンジのフィールド・・・
たぶん、「居る・・・!」と信じて
ルアーローテーションを繰り返す。
すると・・・元祖ジャーク系ルアーにのみ反応があった・・・(笑)
しかしながら、のせきれず、そのうちに反応がなくなる・・・(汗)
程なく水面に僅かな気配・・・
すぐにルアーチェンジして、弱いトゥイッチ気味に入れ込むと・・・
57cmの筑後川の有明シーバス
尾鰭は大きく黒々 胸鰭は黄色く
顔が大きく 少しガレた有明シーバス
この時期には特によく見られる寄生虫が
尾鰭にしつこく付いていたので、
ラインカッターでこそぎ取ってあげてから
リリースすると元気に筑後川へ帰って行ってくれた。
この一本で何とか 「 一 夜 一 本 」 !!
本日も有明鱸を授けてくれた筑後川フィールドへの感謝を込めて
この筑後川の悠久の流れに「 一礼 」をおこない、
上げ止まりの筑後川フィールドを後にした。
「 三夜連発 」・・・
昨夜の偶然の釣れちゃった「一本」に気をよくした訳ではないが・・・
中潮での上げを撃ちにいったハズだった。
静かな筑後川フィールドに佇む。
「もう上げてきているハズ・・・???」
そんな予想に反して、まだまだ下げ優勢・・・(爆)
仕方なく下げでミノーを漂わせるが、反応ナシ・・・(笑)
中潮以上の上げは上げはじめると一気に上げる傾向がある。
気を取り直して、丁寧に上げのハズの下げを撃つ。
ルアーチェンジしながらも何度も撃つが、さすがに反応が無い。
こういう時は「集中力」切れやすい。
完成度の高いと思うDUOのリップレスにルアーチェンジし、
「雑」にならないように、丁寧にトレースを整えてリトリーブ・・・
「コツッ・・・」
「まさか・・・?」と思いながらも、
スイーヴ気味にアワセを入れると・・・
「ドバッドバッ・・・!」と春先のこの時期には珍しい派手なジャンプ・・・???
間髪いれずに、連続してのジャンプ・・・???
「 たぶん、のみ込んだ・・・ 」
何とかかわして寄せると、やはり口元にはルアーの痕跡が無い。
何とか無事、キャッチ・・・!!
78cmの筑後川の有明鱸
尾鰭は黒々 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型の有明鱸
ダップルはほとんど見られない綺麗な銀鱗の魚体
何とかの一本・・・
これは 「 釣れちゃった 」 ではなく 「 釣った 」 一本
この後は上げに転換すると予想通り、ぐんぐん上がってきた。
残念ながら、上げの流れから有明鱸を引っ張り出すことはできなかったが、
本日も有明鱸を授けてくれた筑後川フィールドへの感謝を込めて
この筑後川の悠久の流れに「 一礼 」をおこない、
上げを続ける筑後川フィールドを後にした。
「釣れちゃった」一本・・・
例年よりは幾分、遅いカンジではあるものの・・・
いいカンジの滑り出しをみせてくれている筑後川フィールド
だが、本日は400cm超の中潮・・・
しかも一番下げの勢いがある時合・・・
さすがに本日は難しいか・・・? と思いながらも
下げの筑後川フィールドに佇む。
下げの効いたフィールドには幾許かの生命感がある・・・
もちろん、適正流速には程遠い・・・
キャストを続けるが・・・フィールドからの反応はない
そんなときにまだ掌握できていない今期から導入したロッド
ufmウエダ Shooting Shaft〈BORON〉STB-962HS-Ti
でのキャストが在らぬ方向へミスキャスト・・・(泣)
右方向へ飛んだことしか認識できず、着水地点もわからぬまま・・・
はるか先の未確認の着水点からの立ち上がりに何かが掛かる。
「やばい・・・何か障害物を引っ掛けた・・・(汗)」と思い
対応すると、何か変・・・
リールを巻くと追随してくる・・・
そして遠くで頭を振る感触・・・(笑)
まさかの着水ヒット・・・(笑)
65cmの筑後川の有明鱸
もちろん、この一本 釣ったとは言いません。
尾鰭は黒々 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型の有明鱸
ダップルはほとんど見られない魚体
撮影後にリリースするも・・・
回復にはかなり時間がかかってしまった。
丁寧に蘇生に時間をかけて
何とか悠久の筑後川の流れに帰って行ってくれた・・・
「よかった・・・」
本日の一本は「釣れちゃった」一本・・・
こんな日は「一夜一本」で・・・
本日も有明鱸を授けてくれた筑後川フィールドへの感謝を込めて
この筑後川の悠久の流れに「 一礼 」をおこない、
「偶然」の筑後川フィールドを後にした。
三連発の後に・・・
はじまりの再現性を確認するために長潮の下げの筑後川フィールドに佇む。
長潮とは言え、下げの効いたフィールドには生命感はなかった・・・(汗)
少しずつ・・・少しずつ・・・
適正流速に近づいていくフィールド状況に期待を込めて・・・
ただただ・・・ルアーを投げ続ける。
繰り返し・・・繰り返し・・・
そしてそれは突然だった・・・
送り込んだリップレスから
ufmウエダ Shooting Shaft〈BORON〉STB-962HS-Ti へ衝撃が伝わってくる。
スイーヴ気味にアワセを入れ、一旦はのったが・・・
「ガッッガッ・・・」とフックが滑る感触の直後に手応えがなくなった。
「しまった・・・(汗)」と思うも、後の祭り・・・
しかし、「居るのはわかった・・・!!」
同じルアーでフォローをかけるも反応ナシ・・・
ならば・・・と、ルアーチェンジして送り込むこと5回目に明確な衝撃・・・
慎重にスイーヴ気味にアワセを入れると・・・
60cmの筑後川の有明鱸
怒って鰓を張ったままである・・・(笑)
尾鰭は黒々 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型の有明鱸
ダップルはほとんど見られない銀鱗の美しい魚体
すぐにリリースするも回復に少し時間がかかった。
フィールドに戻ると「まだいけそうな・・・」気配
ミノーを送り込むも無反応なので、少し泳がせてみると・・・
58cmの筑後川の有明シーバス
尾鰭は黒々 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型の有明シーバス
ダップルは見てとれるが銀鱗の美しい魚体
すぐにリリースするとこちらはスムースに帰っていってくれた。
そして・・・
下げの中でもう一本追加・・・
50cmの筑後川の有明シーバス
下げは何とかこの三連発で再現性を確認できた。
そして・・・
この季節・この潮・この時合に・・・
どうしても立っておきたいフィールドに向かう。
はっきり言えば・・・
筑後川全域でランカー(90cm以上)の可能性のないところなどない
かつては誰も立たなかった筑後川のフィールドを開拓し、
釣れたところを見たことが無いと言われていた筑後川のフィールドで釣果をあげ、
ランカーをキャッチしてきた経験から言えば・・・
筑後川であれば、どこでもランカーの可能性はある・・・!!
しかしながら、季節や時合を読み切って立てるとなると・・・
残念ながら、私の引き出しにはそんなにはない。
その少ない引き出しの中でも・・・
この季節・この潮・この時合のために・・・
時間調整をおこないフィールドに佇む。
そして数少ないチャンスが巡ってくる。
送り込んだサスペンド気味のミノーから「小さな」
しかしながら「しっかりとした」衝撃・・・
ゆっくりとスイーヴ気味にアワセを入れる。
一気に30mは走られる。
ufmウエダ Shooting Shaft〈BORON〉STB-962HS-Ti が綺麗な弧を描いている。
必死で耐える。
やっと・・・頭がこっちを向いてくれた。
と思った瞬間に、この春の時期の大型に特有の頭だけ水面に出して
「ジャボ ジャボ」としたヘッドシェイク
やっと向きを変えてくれたが、相変わらず重く、
時折みせる突っ込みは衝撃的だった。
90は確実に超えているが・・・
たぶん、フックがもたない・・・(汗)
フックはST-46 #6
そう思った時に、少し焦ったのだと思う。
テンションをかけ過ぎたラインの先で水中でのヘッドシェイク・・・
その瞬間にテンションが抜けた・・・(大泣)
案の定、回収したルアーのフックは2本 針金のように真っ直ぐになっていた。
「完敗・・・」
この筑後川でチャンスがそんなに巡って来ないことは、たぶん一番よくわかっている。
筑後川での経験のない方には一発一本の可能性は大きくとも・・・
それがコンスタントにはいかないところが、この筑後川の敷居の高さである。
そんなことは誰よりもよく理解している。
「残念・・・まだまだ・・・です。」
しかしながら、
今日も有明鱸を授けてくれた筑後川フィールドへの感謝を込めて
この筑後川の悠久の流れに「 一礼 」 をおこない、
「完敗」の筑後川フィールドを後にした。
はじまりの「 季節 」・・・
春のはじまりの季節を読むときに、
「2月だから・・・」
「3月だから・・・」とはまったく考えていない。
本Blogをよく読みこんでいただいている方なら何となくわかるのかも知れないが、
このはじまりの季節に何気なく・・・
でも、だいたい書き込んでいる記事がある。
それは、地元久留米「梅林寺」の梅の花の記事である。
ここ数年は梅の花が咲いたのが2月の20日前後で比較的早い開花が続いていた。
しかし、今年は自分の眼で「梅林寺」の梅の花の開花を確認したのは、
3月10日以降だった。
自然の「フィールド」は人の作った「暦」どおりにはいかないことがある。
1ヶ月程度 早まったり、遅れたりすることは当然のことなのである。
それなのに人間の勝手につくった「暦」と少し違うからといって
「人」は自然を観察もしないで、「今年はおかしい・・・?」とか言い出す始末。
「お粗末 極まりない・・・」と思ってしまうのだが・・・
予想通り、「梅林寺」の梅の花の開花にあわせて、
自分の今年のシーズンも開幕した・・・(笑)
冬の釣れない釣りは厳しい。
寒さも然り、生命感のないフィールド状況も然り、反応ないことも然り・・・
そんな冬のフィールドに、ただただ筑後川の一本の朽ちた杭のように佇む。
「上げ」の潮はちょうどいい具合に「適正流速」をとらえてきていた。
しかしながら、フィールドに生命感は皆無・・・(汗)
いい感じの上げの潮が効いてきて、かなり時間が経った頃
それは突然だった・・・
綺麗に流れにのった漂うミノーに「グンッ・・・」と反応がきた。
これまで数年酷使してきたAR-Cのかわりに今年から導入した
ufmウエダ Shooting Shaft〈BORON〉STB-962HS-Ti が反応する。
久しぶりの小気味いいヤリトリにサイズはそうでもないことは
すぐに認識でたが、今年の筑後川での一本をゆっくりと味わう。
そして自分の前にゆっくりと横たわってくれたのは・・・
61cmの有明鱸・・・
ダップルの残るお腹パンパンの有明鱸・・・
尾鰭は黒々 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型の有明鱸
ダップルがあっても銀鱗の美しい魚体
撮影後にすぐにリリース
気温の低いこの時期は比較的、スムースにリリースはすすむ。
余韻を噛みしめながら、再びフィールドに佇む。
同じルアーで反応がないので、ルアーチェンジすると・・・
54cmの有明シーバス 連発・・・!!
ダップルの残るお腹パンパンの有明シーバス
尾鰭は黒々して大きく 胸鰭は黄色い 小顔で砲弾型
ダップルがあっても銀鱗の美しい魚体
撮影後にすぐにリリースすると
同じようにスムースにリリースはすすんだ。
そしてこの春も新しいパズルの欠片を見つけることができた。
こんな春なのに・・・
体長20cm弱のエツ幼魚・・・
相当沈めたシンキングペンシルに偶然、引っ掛ってきたものだが、
流石にこの時期に「エツ」を見るとは・・・
エツはカタクチイワシ科の固有種なので、これ一匹が単独でいたとは考えにくい。
川底の深いところに群れで溜まっていることが予想される。
筑後川フィールドに通い詰めているが、まだこんなわからないことがあるなど・・・
この筑後川フィールドは奥深い・・・
まだまだわからないことばかりなのだろう。
相変わらず上げのいい流れがきてはいるが、反応はなくなったフィールドに
時間的にも見切りをつけなければならないタイムアップ・・・(泣)
有明鱸を授けてくれた筑後川フィールドへの感謝を込めて
この筑後川の悠久の流れに「 一礼 」 をおこない、
静かなる筑後川フィールドを後にした。
Author:筑紫次郎
北部九州を流れる大河
「 筑 後 川 」
この大堰を構える大きなフィールドに
「天」 「地」 「人」 の姿勢で臨む
「筑後川本流有明鱸疑似餌釣師」
有明鱸(60cm以上のシーバス)を
疑似餌を使って釣る事を通して、
環境やアングラーのフィールドへの
姿勢や責任を考える。
筑後川での有明鱸(シーバス)をメインに 釣行報告を募集いたします。 (行ったけれど、 結果が出なかったもOK!) 筑後川 釣行 掲示板
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